新しい靴を購入された喜びが、思わぬトラブルへと変わってしまいました。
マーチンの靴を買ったはいいものの、色移りや靴擦れが発生してしまいました。筆者が行った、解決策や予防・対処法をこの記事でご紹介しています。どのようにしてこれらの問題を乗り越えたか、そして快適に靴を履き続けるための秘訣をぜひチェックしていただき、あなたの足元を守っていただければと思います。
Dr.Martens
ドクターマーチン(Dr. Martens)は、イギリスのフットウェアブランドで、1947年にドイツの医師クラウス・マルテンスによって設立されました。当初は快適性と耐久性を重視したワーキングシューズとして開発され、特にその独特なエアクッションソールが特徴です。1960年代には、イギリスのサブカルチャー、特にモッズやスキンヘッドの間で人気を博し、以降もパンク、ニューウェーブ、グランジなど様々な音楽やファッションのムーブメントとともに、ドクターマーチンのブーツやシューズは象徴的な存在となりました。
ドクターマーチンの靴は、その耐久性と快適性、そしてスタイルが評価されており、ファッションアイテムとしてだけでなく、職業用の靴としても幅広く利用されています。また、ブランドは多様なデザインとカラーを展開しており、メンズ、ウィメンズ、キッズ向けの製品を提供しています。
筆者は、一目惚れしてブーツを購入しました。
ブーツ購入後に起きたトラブル
- ブーツの内側からの靴下への色移り
- 踵の靴擦れ
ブーツの内側からの靴下に真っ黒く色移り
革靴は以下の理由からブーツの中からだけではなく、色移りしてしまいます。
- 染料の解放: 革は染色されてその特有の色を持ちますが、この染料が完全に固定されない場合、摩擦や湿気、汗などによって染料が解放され、靴下に移行することがあります。特に新しい革靴や鮮やかな色の靴では、最初のうちは色移りが起こりやすいです。
- 湿気と汗: 足からの湿気や汗が革に浸透し、革の内部に含まれる染料が溶け出して靴下に移ることがあります。特に暑い日や長時間履いている場合には、この現象が起こりやすくなります。
- 革の質: 革の種類や加工方法によっても色移りのしやすさが異なります。天然皮革は人工皮革に比べて色移りしやすい傾向がありますし、高品質な革製品は色固定処理がしっかりしているため、色移りが少ないことが多いです。しかし、加工の過程で色固定が不十分だったり、故意に古びた風合いを出すために色固定を敢えて弱くしている製品もあります。
- 摩擦: 靴の内部と足や靴下との間で生じる摩擦は、色移りを引き起こす主な原因の一つです。特に足の動きが大きい歩行時には、革と靴下の接触が強くなり、色移りが起きやすくなります。
ブーツの説明書にも、色移りがしやすいことは明記されていました。
革靴の色移りはどれくらいつづく?
新しい革靴、特に深い色や鮮やかな色をした革靴は、最初の数回の使用で色移りしやすい傾向があります。一般的には、革が足に馴染み、余分な染料が落ち着くにつれて、色移りは徐々に減少します。
通常、新品の革靴を数回履いた後、数週間から数ヶ月で色移りの問題は大幅に減少することが多いです。しかし、靴のメンテナンス方法や頻度、靴を履く際の環境(特に湿度が高い場所や足が汗をかきやすい状況)によっては、色移りが続く場合もあります。
色移りしてしまった靴下の洗い方
お気に入りのcat love靴下が真っ黒になってしまいました。
- 冷水で予洗い:
- 色移りした部分を直ちに冷水で濡らし、軽く手でこすって染料をできるだけ多く取り除きます。ウタマロ石鹼でこするのも有効です、筆者は、アタックの液体洗剤で手もみしました。温水は染料の定着を早める可能性があるため、冷水を使用してください。
- 色移りした部分を直ちに冷水で濡らし、軽く手でこすって染料をできるだけ多く取り除きます。ウタマロ石鹼でこするのも有効です、筆者は、アタックの液体洗剤で手もみしました。温水は染料の定着を早める可能性があるため、冷水を使用してください。
- 洗濯機で洗う:
- 洗濯機を使用するときは、他の衣類と色が移ることがないように、色移りした靴下だけまたは同じ色の衣類と一緒に洗います。冷水とデリケートモードを選択してください。
- 染料用洗剤の使用:
- 頑固な色移りには、市販の染料専用の洗剤を使用すると良いでしょう。製品の指示に従ってください。
- 再度の確認:
- 完全に乾燥させた後、色移りが完全に取れているかを確認してください。色移りが残っている場合は、洗濯プロセスを繰り返すことが効果的な場合があります。
色移りは素材や染料の種類によっては完全に取り除くことが難しい場合があります。最初の対応が早ければ早いほど、色移りを取り除く可能性は高まります。また、特に価値のある靴下やデリケートな素材の場合は、専門のクリーニングサービスを利用することも検討してください。
染料専用の洗剤ならドクターベックマンがおすすめ
ドクターベックマン(Dr. Beckmann)は、ドイツに本拠を置くケミカルメーカーであるデルタ・プロンタ社(Delta Pronatura)のブランドの一つです。このブランドは、家庭用洗剤や洗濯補助剤、特にシミ取り製品や染色補正製品など、特定の洗濯や清掃の問題を解決するための特化した製品を提供しています。ドクターベックマン製品は、その効果の高さと品質で知られ、世界中の多くの国々で利用されています。
色移りを防ぐ
筆者は、旅行中の出来事だったこともあり、用品を揃えるより黒の靴下を大量にユニクロで購入し、履くようにしていました。
- 革靴の適切な保護: 購入後、革靴に防水スプレーや保護クリームを適用することで、革の表面をコーティングし、色移りを防ぎます。これらの製品は革を柔軟に保ちつつ、染料が外部に移行するのを防ぐ助けになります。
- 色固定スプレーの使用: 市販されている色固定スプレーを使用して、革の色をしっかりと固定することも一つの方法です。特に新しい革製品や鮮やかな色の革靴に有効です。
- 靴の予備的な摩擦: 新しい革靴を初めて履く前に、柔らかい布で靴の表面を優しく摩擦し、余分な染料を取り除くことができます。これにより、最初の数回の使用で起こりがちな強い色移りを減らすことができます。
- 定期的なメンテナンス: 革靴を定期的にクリーニングし、適切な革用クリームやワックスで手入れをすることは、革の状態を良好に保ち、色移りを防ぐのに役立ちます。保湿が重要で、革が乾燥するとひび割れや色移りが起きやすくなります。
- 暗色の靴下の使用: 新しい革靴を履く際は、暗色の靴下を使用すると、もし色移りが起きても目立ちにくくなります。特に新しい革靴を履く最初の数回はこの方法が推奨されます。
- 使用環境の考慮: 非常に暑い日や湿度が高い状況での長時間の使用は避ける、または足の汗を抑えるために通気性の良い靴下を選ぶなど、使用環境にも注意を払うことが大切です。
これらの対策を講じることで、革靴からの色移りを大幅に減らすことが可能です。それでもなお色移りが心配な場合は、特に最初の数回は慎重に使用し、靴と靴下の色の組み合わせを考慮するとよいでしょう。
踵の靴擦れ
靴擦れは以下の理由で発生しやすいです。
- 不適切なフィット: 靴が足に正しくフィットしていない場合、特に大きすぎるまたは小さすぎる場合、足と靴の間で摩擦が生じやすくなります。足が靴内で前後に動くと、特にかかとやつま先、足の側面などの皮膚が擦れて靴擦れが発生します。
- 新しい靴の硬さ: 新しい革靴はしばしば硬く、足に馴染むまで時間がかかります。この硬さが直接皮膚に圧力をかけ、摩擦を引き起こし、擦れや痛みを生じさせることがあります。
- 長時間の使用: 長時間靴を履き続けると、足の膨張や汗の影響で靴と足の間の摩擦が増え、靴擦れが起こりやすくなります。
- 湿気と汗: 足の汗や湿気は皮膚を柔らかくし、摩擦によるダメージを受けやすくします。湿った状態での摩擦は、皮膚の擦れや水ぶくれを引き起こしやすくなります。
- 不適切な靴下の使用: 適切なサイズや素材の靴下を履かないと、足と靴の間の摩擦が増加し、靴擦れの原因となります。また、靴下が薄い、あるいは靴下を履かない場合も同様の問題が起きやすいです。
靴擦れの傷をより早く治す方法
靴擦れによる傷は痛みが伴い、日常生活に不便をもたらすことがあります。早く治すためには、適切な処置とケアが重要です。以下に、靴擦れの傷をより早く治すための方法を紹介します:
- 清潔に保つ:
- 傷口を温水で優しく洗い、清潔に保ちます。必要であれば、軽く抗菌性の石鹸を使用し、その後はしっかりと水で洗い流してください。傷口を清潔にすることで感染のリスクを減らし、治癒を促進します。
- 消毒する:
- 消毒液(例えば、過酸化水素やイソプロピルアルコール)を使用して傷口を消毒し、感染を防ぎます。ただし、これらの消毒液は使用する度に傷口を刺激することがあるので、最初の一回のみの使用が推奨されます。
- 保護する:
- 傷口に適切なサイズの絆創膏や医療用テープを使用して保護します。傷口をカバーすることで、衣服による摩擦や外部からの汚れが入るのを防ぎます。通気性の良い素材を選ぶと、傷口が湿った状態で閉じ込められるのを防ぎます。
- 圧力を避ける:
- 傷がある部分に圧力がかからないようにします。可能であれば、傷口に圧力をかける靴の使用を避け、傷が治るまで別の靴を履くか、傷口が当たらないように調整します。
- 栄養と水分補給:
- 健康的な食事と十分な水分補給は、体の自然治癒力をサポートします。ビタミンCや亜鉛など、傷の治癒を助ける栄養素を含む食品を積極的に取り入れましょう。
傷の治癒には個人差がありますが、これらのケアを適切に行うことで、痛みを和らげ、治癒を早めることができます。
筆者は旅行中にブーツを購入し、いままではいていた靴を破棄していました。なので、靴擦れが起きてもなおブーツを履き続ける必要があり、常に ハイドロコロイドを貼付していました。
ハイドロコロイドとは
ハイドロコロイドは、水分を含んでゲル状になる性質を持つ物質の一群です。これらは、水または体液と接触するとゲルを形成し、湿潤環境を維持する能力があるため、医療分野では特に創傷ケア用品として使用されます。ハイドロコロイド製品には、創傷被覆材や絆創膏などがあり、これらは創傷治癒を促進し、痛みを減少させる目的で広く用いられています。
靴擦れを防ぐ
靴擦れを防ぐためには、正しいサイズの靴を選び、新しい靴は徐々に足に馴染ませるようにすることが重要です。また、吸湿性が良く適切な厚さの靴下を選び、必要に応じて足の特定の部分を保護するためのパッドやテープを使用することも有効です。革靴の手入れを定期的に行い、柔軟性を保つことも、靴擦れを防ぐのに役立ちます。