筆者は海外在住ながら、2024年の7月後半に東京へ一時帰国する予定があり、このタイミングで以前から挑戦してみたかった富士山登山を計画しました。山梨県側の吉田ルートを利用して登頂を目指し、スケジュールや必要な準備、初心者目線で気づいたポイントを詳しくまとめました。これから富士山登山に挑戦しようとしている方の参考になれば幸いです。
富士山を登れるシーズンは?
富士山の登山シーズンは例年7月上旬から9月上旬までと限られています。この時期以外は積雪や気象条件が厳しく、一般登山者にとっては非常に危険です。シーズン中でも、天気や気温は日によって大きく異なるため、登山計画を立てる際はこまめに天候を確認することが重要です。
登山に必要な用具の用意は必須
登山は事前準備が成功の鍵です。特に富士山は標高が高く、天候の急変や低酸素環境に対応できる装備が不可欠です。
やまどうぐレンタル屋で一式レンタル
筆者は「やまどうぐレンタル屋」というサービスを利用しました。登山に必要な服装や装備を全てレンタルできるため、海外在住者や登山初心者には特におすすめです。必要な荷物を揃える手間が省け、荷物を返却してしまえば、荷物も軽く済むのが大きな利点です。
返却場所は当日にも変更可能!
筆者は登山が終了後に、ホテルに戻ってから荷物を返送しようと考えていましたが、下山が意外とスムーズで、富士山五合目からバスに乗るまで時間の余裕があったことから、富士山五合目支店のやまどうぐレンタル屋に返却をしました。
必要になるのは、
- 着替え
- リュックに入っていたものを入れ替えるバッグ
- 返却書
ホテルに帰ってから返却予定の方も、念のために上記のものを用意しておくと返却のために、出かける必要もなくスムーズにすむかもしれませんね!
富士山登山までの流れ
①登山用具をホテルに発送予約しておく
指定の商品がない場合もあるので早めに予約を
人気のサイズや色のアイテムは事前予約をしていても品切れになることがあります。その場合は、類似の商品で代用されることもあります。
私は2か月前に予約していましたが、ウィンドブレーカーは頼んだものとは違う色が届きました。
店舗での受け取りはおすすめ?
重い装備を持ち運ぶのは大変なので、車やタクシー移動の場合を除き、店舗で受け取るよりもホテルへの配送を選ぶ方が便利です。
筆者はリュックサックや靴、上着などがセットの
富士登山まるごと7点セット・女性用(1泊2日) 1 点 14,900 円
をレンタルしていました。
夫と二人で登山し、二人分の荷物をホテルに保管していましたが、かなりスペースもかさばっていました。
富士山五合目でのレンタルは可能?
筆者のツアーでは、富士山五合目に到着後、登山開始まで約40分の余裕時間がありました。この間に現地でレンタルすることも可能です。荷物を運ぶ手間が省けるため、五合目でのレンタルもおすすめの選択肢です。
ただ、事前に受け取り商品の予約ができるので、しておくのがおすすめです。
②山小屋と富士山五合目までの送迎バスを予約しておく
山小屋と富士山五合目まで移動ツアーの予約
富士山登山では、山小屋での宿泊が一般的です。人気の山小屋はすぐに埋まるため、早めの予約が肝心です。筆者は7月後半の登山予定に合わせて5月に予約をし、運良く人気の山小屋に泊まることができました。予定が決まったらすぐに予約しましょう。筆者は登山後に温泉がセットになったツアーを選び、快適に移動できました。
③当日の計画を組んでおく
登山用具をレンタルする場合は、当日どの恰好で行って、登頂してから下山後に、荷物をどう返却するのか、そして、帰路の服装や靴などを計画しておくのがおすすめです。というのも、登山用の靴は重いですし、帰路のバスもその靴でいるのは窮屈だったりするのと、富士山五合目でレンタル商品を返却する場合、バックなどがないと持参した荷物を持って帰る術がなかったりします。
④筋力をつけておく
富士山登山では体力が試されます。事前にスクワットやウォーキングで筋力とスタミナを養うことをおすすめします。
女性の場合、生理周期なども確認しておくことをお勧めします。高山病の症状とPMSなどが重なるとしんどいです。
⑤バランス栄養食や飲み物を用意しておく
登山中はすぐにエネルギー補給ができる食品が役立ちます。リュック内の物の位置を事前に把握しておくと、必要な時にすぐ取り出せます。
また、山小屋の食事は私には、口に合わず全部食べたら胃もたれしそうだったため、カロリーメイトなどカロリーを補充できる軽めの自分に合ったものがあると心強いです!
⑥当日、バズに乗車し富士山五合目へ
五合目のお土産屋に設置されているロッカーは、貴重品や着替えの保管に便利です。筆者のツアーでは、下山後すぐにバスに乗るわけではなかったため、レンタル品や着替えをロッカーに預けることで身軽に行動できました。
入山料は現地で払うことができ、Suicaなど交通系ICやVISAでも可能。
⑦登山スケジュール
いかがざっくりな、流れです。
- 3時:登山開始
- 6時:山小屋到着、インナーと靴下を着替え
- 7時:夕食
- 8時:仮眠
- 12時:起床、登頂開始
- 6時:山頂到着
- 10時:五合目到着
⑧下山、レンタル品の返却と着替え
下山後、筆者はエコバックを持参していたため、着替えなどを持参品しまい、それ以外のレンタル商品を店舗で返却します。五合目のお土産さんには、着替えスペースもあり、帰路の準備も快適に行えました。
⑨温泉と帰路
ツアーでは温泉施設が含まれていました。温泉は混雑していたため、早めの行動がおすすめです。昼食後、山梨から東京へ戻りました。
持って行って良かったもの、後悔したもの
持って行って良かったもの
- アイマスク・耳栓・マスク(山小屋で役立つ)
- 汗拭きシート
- ビニール袋(着替えや汚れ物の収納用)
- 充電器
- 軍手(手袋代わり)
- 水に溶けるティッシュ
- 小銭(トイレの使用料を払うとき)
初心者でも楽しめる富士山登山。事前準備をしっかり整え、快適で安全な登山を目指しましょう!