歯科矯正中に、予期しない問題が起きることがありますが、筆者もその一人。マウスピース矯正を始めたところ、前歯に赤いシミが現れるというトラブルに遭遇しました。医師も原因がわからない中で解決した実体験を共有します。同じような悩みを持つ方の参考になれば幸いです。
マウスピース歯科矯正とは
マウスピース矯正は、透明な取り外し可能な矯正器具を使い、歯並びを整える治療法です。従来のワイヤー矯正に比べ、見た目が目立たないことや取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際の負担が少ないという利点があります。
マウスピース矯正中は歯にアタッチメントをつける
治療中、歯に「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を装着します。このアタッチメントはマウスピースをしっかりと固定し、歯を効率よく動かすために必要なパーツです。しかし、アタッチメントの装着部分が凹凸になるため、日常の歯磨きやケアには少し手間がかかります。
マウスピース矯正開始後から磨いても取れない赤いシミが前歯に発生

矯正を開始して間もなく、筆者は前歯のアタッチメント近くに赤いシミができていることに気付きました。特に食事や飲み物で色が付着することは避けており、毎日の歯磨きも丁寧に行っていましたが、シミは徐々に濃くなり、見た目にも気になるように…。
医師も原因不明、表面をやすってみても解決できず
歯科医に相談したところ、シミの正確な原因は不明とのことでした。医師は念のためシミの表面をやすりで軽く削ってくれましたが、それでも完全に解消することはありませんでした。赤ワインや赤い食べ物を食べたか質問されましたが、答えはNOです!!
とりあえず、様子を見ようということで問題は治療中保留となりました。

終了後、アタッチメント固定していたグルー(接着剤)を外すと解決
矯正が終了し、歯に装着していたアタッチメントを固定していたグルー(接着剤)を取り外すと、驚くことに赤いシミが消えているのに気付きました。結局、シミは歯そのものではなく、アタッチメントを接着するグルーに色素が付着していた可能性が高いとの結論に至りました。
医師は赤色素が入ったリップなどが原因かと話す
医師によると、普段使用していた口紅やリップクリームに含まれる成分が、グルーに染み込んでシミのように見えたのかもしれないとのことです。このようなケースは稀であり、必ずしも全員が経験するわけではありませんが、筆者にとっては予想外の出来事でした。
メイベリンのSUPER STAY VINYL INKなど落ちにくいリップなどを使用していたのも、原因なのかもしれません。
同じ悩みの人が解決できるといいですね!
マウスピース矯正中の予期せぬトラブルに戸惑った筆者ですが、結果的には大きな問題には至らず無事解決しました。同じような状況に直面した方は、まずは歯科医に相談し、矯正終了後に自然と解決する可能性もあることを知っておくと良いかもしれません!