看護師のブロガーのザワミです。看護師の仕事って汚いということは割と知られていると思いますが、学生の時に思っていた以上の3倍は汚いお仕事が多かったです!
看護師を目指している人や看護師の仕事に関して知りたいという人にが気になることは、
- ぶっちゃけどれぐらい年収もらっているの?
- ぶっちゃけどれくらい大変なの?
以上の2点かと思います。
年収に関してはこちらの記事でお金遣いの実情も合わせてご説明しているので参考にどうぞ!
この記事では、看護師の仕事の大変な点のうち下の世話や汚い仕事の経験談をご説明していきたと思います。
看護師の仕事はどれくらい汚い?
新卒から3年間は大学病院や総合病院で勤務して、看護師のスキルや考え方を学習することがスタンダードとされています。
大学病院や総合病院の新人看護師はまず必ず病棟勤務となります。病棟勤務の場合は、夜勤日勤など不規則勤務で24時間医療を提供できる体制が維持されています。
下の世話は100%ある
汚物処理などは病棟での勤務時代は100%体験します。
- 尿
- 便
- 嘔吐物
- 血液
すべての処理は必ずしなくてはいけない日が来ます。
むしろ、毎日すべてに当たる人もいます。
仕事でする下の世話ってなれるもの?
慣れます!
というか、気持ちが動かなくなるという方が正しいのかもしれません。
最初はとても抵抗感がありましたし、今でもやらなくていいのならやりたくない!が本音です。
ですが、医療的処置として必要な患者さんの大切な情報だったりもするので、患者さんの全身状態をもれなく確認して安全な医療を提供し続けるために必要な行為として医療者の立場で考える必要があります。
下の世話のエピソード
病棟時代の辛かったエピソードはたくさんありますが、下に特化した話です。
これはよくある話なのですが、アルコール依存症の人でお部屋のごみ箱に夜中にトイレ(小)しちゃった人がいました。
この話どの科どの病棟でもある話です。トイレしてしまったのはしょうがないのですが、大変なのはそこからです。看護師4人がかりで床や壁を掃除してごみ箱を消毒にかけて…そういうお掃除を夜中の3時くらいにしているタイミングがとっても虚無を感じたのを覚えています。
患者さんの医療的処置で下の世話するのは苦ではないけども、これは、なんか、違くないか…?と、感じ病棟からの転職を考え始めました。
処理をすること自体は仕事なので耐えられるのですが、不意に「尿を清掃するために看護師になったんだっけ…?」こんな風に考え始めるタイミングが一番つらかったです。看護師でいることと、人間としてのプライドが天秤で揺ら揺ら揺らいでる音がしました。
下の世話のしんどい科って?
ダントツという科はありません。
消化器系の科は、やはり下の世話が多いと言えます。
下の世話が少ない科
耳鼻科や眼科、皮膚科は周手術を診療しない病棟なら間違いなく下の世話は少ないです!
ですが、そういう外科系の科は混合病棟で内科の科もある混合病棟などが多いので単科という病棟は少ないかも…
ちなみに看護師にグロ耐性はいる?
いります。
ですが、看護師をしているとグロいということよりも患者さんの表情やしぐさなどを見ることが仕事となります。
グロイ傷口などを見た時に、患者さんは痛みを感じているのか心理的なケアが必要なのかなど傷の治療的な問題は医師が担当するので看護師は患者さんの苦痛を減らす声かけやタッチングだったりするので創部をあまり見ないというのもありますが…
一番グロイ科だと思うのは?
皮膚科ですね…
寄生虫関連などは看護師でも処置に入るときに結構決心が必要です。
こんな人は病棟看護師にならない方がいい?
意地でも下の世話したくない
下の世話はしない選択肢は看護師にはないです!
新卒から美容関係に入ってそのまま、完全美容の看護師以外なりません!という人は可能です!
こんな看護師も働けている
潔癖症の看護師
各病棟に1人はいます。
- 休憩室の座る椅子は消毒で拭いてから座る
- 人が作ったものは食べない
- 病棟に持ってきた私物はすべて消毒で拭いてから退勤する
病棟にいるときは基本的に不潔と区切っており、それを自分の空間や家には絶対もっていかない!
そこを徹底する系の潔癖症さんは看護師として折り合いがついているようでした。
血を見て気持ち悪くなる人
実習や学校の授業で人体解剖の授業を設けている学校もあります。
血液などを見るとひとりは倒れたりトイレに駆けこむ生徒がいますが、ちゃんと看護師をしています。
ほんとに慣れしかないです。
看護師の仕事が汚くてやめたい!なら選択肢を広げてみる
看護師の職は、病棟一つではありません。
美容関係の仕事や治験薬の開発、企業看護師保健師などたくさん働ける道があります!
なので、汚い仕事をしたくないからと看護師の道をあきらめる必要はないです!
看護師の汚いお仕事の話をしました。看護師の仕事は汚いことも下の世話もとてもおおいです!
看護師として医療的に必要な汚い仕事をするときはとても意義を感じながらできるのですが、医療者と人として過ごし方の折り合いをうまく続けられる人なら看護師の仕事に向いているといえるでしょう!