治らないと思っていた手湿疹を生活改善で治した看護師ブロガーザワミです。
もともとアトピー体質でも悩んいました!
手湿疹は明日明後日によくなるものではなく、少しづつ改善されていくものです。
しかも、薬を塗るだけではなく、生活のなかの行動も改善していかなければなりません。
仕事は辞められないし、辛い。本当に治るのかな…と焦燥感と不安感を感じている方の支えになれば幸いです。
私が長年付き合った手湿疹が改善した方法をご紹介します。
手湿疹とは?
ブロガーザワミの水泡がかゆくて猛烈に痛くてもどかしい手湿疹との日常
私は学生時代より五年以上指だけの手湿疹に悩まされていました。
学生時代は飲食のお仕事をしており洗い物は日常的にあり、加えて、看護師として働き始めれば消毒の毎日。
小さいプツプツがたくさんでき、そのたびかゆくて掻いてしまい皮がむけて漿液(透明な汁)と血液が出ていました。
そしてその傷に洗剤が浸みて更に痛い!そんなことを繰り返していました。
飲酒や睡眠不足、疲れ、ストレスの度合いでかゆみが増して感じる
飲酒したときやサウナに入ったときなど、血行が促進したときや体調不良の時は症状が顕著に出ていました。
ただでさえ体調が悪いのにかゆくてまたストレスに…という悪循環が続いました。
爪の変形も…
爪がぼこぼこや横溝
爪がでこぼこ波を打つように、爪の表面に次々に横方向の溝ができている状態を、「波板状爪(洗濯板状爪)」といいます。
健康な人にも起こりうる症状で、爪母を覆う皮膚をほかの指でおさえる癖がある人に多く、特に手の親指によくみられます。
また、手荒れがひどい人にも起きやすいです。
爪が新しくできる爪の付け根にある爪母で炎症が起きることによって、うまく爪が生成できず、ぼこぼこした爪になってしまうことも…
手湿疹が起きる原因
乾燥
シャンプーや洗い物など洗剤を使い洗うことで汚れと一緒に体を守ってくれている油分(皮脂)などが流れてしまいます。
また、お湯に長時間ふれることでも、手の油分は落ちて行ってしまいます。
油分には、外部の刺激から皮膚を守るとともに、体内の水分が過剰に出ていくことを防ぐ役割があります。かさかさな乾燥した状態になってしまうと炎症が起きやすい状態になります。
皮膚バリアが減少したところに雑菌が繁殖
それに加え、皮膚を守るバリアが薄いタイミングでアレルギーを起こしやすい物質に触れることにより体が拒否反応を起こしやすくなっているためさらに炎症が起きてしまいます。
普通の人なら、すぐにバリアが修復されますが何度も繰り返し油分がなくなることで皮膚もバリアを張ることができなくなり脆弱になってしまいます。
手の清潔を維持し炎症を起こさないことも大事ですが、まずはバリアがない状態の手の環境を改善しなければ、また悪化します。自然治癒は望めない!
生活環境の改善方法と症状を緩和していくためにやったこと
コロナ期間に入り手洗いやアルコール消毒の回数が多くなったことで手湿疹で悩む人も増えたかと思います。
職業病かもしれませんが、指サックで荒れるという人も聞いたことがあります。
こまめな保湿と清潔なサックを使用するなど手間とお金がかかりますね…
辛い手荒れの症状がひとりでも改善することを願っています。
保湿
軟膏(寝る前)+保湿剤は一日5回は一年間必ずつけていました。
先に説明たように肌のバリアを修復してあげるためには、保湿剤を使い体の機能を助けてあげましょう。
冬など特に乾燥する季節は、特に保湿を入念にしましょう!
寝る前の軟膏
まずは、かゆみや水ぶくれをよくしてあげるために保湿と軟膏塗りましょう。
(症状が軽い場合には、保湿剤などを処方して経過をみることがあります。一方で、炎症をともなう場合にはステロイド外用薬やそのステロイド剤の上にザーネを更に塗布したり、かゆみがある場合には抗ヒスタミン薬などの内服薬を併用します。睡眠薬を出してくれる皮膚科さんもありますが、あまりお勧めしません。)
軟膏を塗ったらシルクの手袋を必ず着用して眠っていました。
眠っている間に布団や枕に擦れてしまい軟膏を保湿剤が落ちるのを予防するのと、日中乾燥していた分手袋で夜間ラップするように保湿しましょう。
皮膚のバリアを落とさないようにする
皮膚のバリアとは、肌の表面にある角質層と皮脂膜のことです。これらは、肌の水分を保持したり、外部の刺激や異物から肌を守る役割を果たしています。
角質層は、角質細胞と細胞間脂質(セラミド)で構成されており、天然保湿因子(NMF)という水分を保つ成分を含んでいます。皮脂膜は、皮脂腺から分泌される油分と汗が混ざり合って作られます。
シャンプーに気を付ける
一般的には、シャンプーは頭皮や髪の毛の皮脂や汚れを落とすために作られているので、手の油分も落としてしまいます。
ボトルに表示されている成分をしっかりとチェックしましょう。
それかゴム手袋を大量に購入し、シャンプーの時にはめるのもよいでしょう。
直に、シャンプーに触れなければ油分が落ちることはありません。
ゴム手袋だとかゆいところが器用に掻けないと思う方はシャンプーブラシもお勧め↓
界面活性剤をチェック
洗浄力のあまり高くない界面活性剤を使っているシャンプーです。
- アミノ酸系の界面活性剤
- PPT系の界面活性剤
- ノニオン系やタウリン系の界面活性剤シャンプー
洗い物洗剤をできるだけさわらないようにしよう
洗い物は食洗器を使用しています。直に洗剤はしばらく触らない環境にできるのでお勧めです。
手の健康を得られて、なおかつ、食器洗いという手間が省けるのでほんとに買ってよかったです。
最近は工事不要で設置できる安いものもありますので、本気で手湿疹を直されたい方はご参考にどうぞ
また、スポンジ手袋を使うことで直接洗剤に触らず、お手軽に洗い物をすることができ、おすすめです!!
消毒液は自分用の手荒れにくいものを購入し使用
こちら資生堂から出している皮膚に優しい消毒液です。
このご時世なにをするにも、消毒が必要です。医療の現場だけでなく、普段使いにも肌にいいものを使用しましょう。
いつ治る?改善するまでの治療期間
洗剤系を触らないような生活と保湿と軟膏を付けるようにすることで1年ほどで皮膚が頑丈になりました。
一度肌のバリアが復活することで一度や二度の消毒やシャンプーをしても全く荒れなくなりました。
皮膚の修復を促してあげて、荒れる前の皮膚まで修復できるまでは上記の行動を徹底しましょう!
再発しないように継続的なケアを
右手中指だけ症状は継続
かゆくてかゆくてしょうがないという日々を超えて現在は時折、右手中指の側面に水ぶくれができるかな?というくらいになりました。
ですが、悪くなる前にステロイド剤を塗ります。多いかなと思うくらい塗ります。
一日一回保湿しながら手の健康を維持できるよう継続しています!