カプセル薬って大きくて飲みづらいという人いませんか?
カプセル薬の周りの殻はゼラチンでできています。このゼラチンが喉や舌にへばりついて内服しづらくしています。
カプセル薬の上手な飲み方とカプセルをシートからつぶれず取り出す方法をご説明します。
カプセル剤ってなに?
カプセル剤とは、有効成分を含んだ粉末や液状の薬物を、カプセルに入れたくすりです。
東洋カプセル株式会社
粉末の薬物を入れたハードカプセルと、液状の薬物を入れたソフトカプセルの2種類があります。
会社によっては、ハードカプセルは“硬カプセル”、ソフトカプセルは“軟カプセル”として規定されています。
カプセルの原料にはゼラチンが使用されることが一般的ですが、植物性の繊維や澱粉などを使用したカプセルもあります。
カプセルには、着色料を入れることで色を付けたり、保存剤を入れたりすることができます。
カプセル薬でやってはいけないこと
カプセル薬の解体
カプセルを開けて中身だけを飲むという器用な人が時々いらっしゃいます。
カプセルになっているのにはきちんと意味があります。 胃酸で分解されないよう胃では溶けずに腸で溶けるようにした薬や、薬の効果を持続させるために溶ける時間の異なる成分がひとつのカプセルに詰められている薬などです。 カプセルにいれてあげることで目的の箇所で効果が発揮されるようになっています。
カプセルをはずして飲むことは、わざわざ薬の効果を無駄にしてしまう結果になりますからご注意を!
【カプセルを飲むコツ!】
カプセル薬がうまく飲み込めずそのまま放置してしまうと、食道の潰瘍になってしまう場合もあるので、気になる違和感が長続きする場合は、医師に受診しましょう。
①下を向いて飲む
口に水を含みカプセルを入れて、下を向いて飲み込みましょう。少し飲み込みづらさはありますが、カプセル剤は水に浮くようにできています。上を向いて飲むと、水は飲めてもカプセルだけ口に残ってしまいます。
②水や白湯を大量に飲み
特にのどにへばりついた場合は、水圧で流し込みましょう。
③ゼリーと一緒に飲む
小さいお子さんもご高齢の人にもおすすめです。
どうしても内服できない時は、同じ成分のカプセル薬以外のものに変更できる場合もまれにあるので、主治医または薬剤師にご相談してみてください。
カプセル薬はなんでバイカラーなの?うまく取り出す方法 のヒントはそこにある
PTP包装(錠剤やカプセルなどを押し出すタイプの包装)から出すときに、カプセルがつぶれてしまったという人いるのではないでしょうか?カプセルは粉でのんでしまうと効果が半減してしまいます。粉漏れしてしてしまった場合は、新しいものを飲みましょう。
カプセル薬が二色に分かれているのには理由があります。色付きのほうが、キャップ側(大きいサイズのカプセル)になっています。
カプセルのキャップ側の端部分を斜め下方向に押し出すことでつぶれずに取り出すことができます。
色付きのカプセル側から開けることで、うまく取り出すことができます。
試してみてください。
以上カプセル薬の上手な飲み方をご説明しました。