
1年で3000人強の採血データを見てきた、看護師ZAWAMIです。
会社勤めの人だと、健康診断が定期的にありオプションで腫瘍マーカーを会社負担で受けることができるところも増えてきました!
今回は、血液検査ラボと血液検査や腫瘍マーカー検査の大切さを一緒にご説明します。
健康診断の必要性
健康診断を受けないことのリスク
主婦や自営業の人は健康診断を受ける機会が少ないですよね。気づいたらずっと受けてない!という人も…
予約や来院、結果を聞きに行かなきゃいけないのもめんどくさいからと後回しにしがちな健康診断。
体調不良の時に、受診して採血してみて病気を発見というパターンもよくあります。
看護師としてはっきり言わせてもらいます。「それじゃ遅い!」です。
気になる体の不調があるときに、経過的に様子を見ることは必要なことですが、我慢できる不調でも、一か月放置するのはとても危険なことです。
健康診断の結果が出るまでにかかる時間
おおよそ2週間程度です。
検査結果などは、事実だけではなく医師から見て異常のある初見かどうかや、すぐに受診をする必要があるのかを見てもらってから最終的な結果を受診者さんにお伝えしています!
採血データだけに関しては、4日以内には結果が出ている物が多いです。
再検査や要精密検査の時はどこでどうしたらいい?
再検査してくださいと、メッセージがあった場合は、家の近くの診療所や職場でかかりつけの診療所やクリニックがある場合はそちらへ受診することをおすすめします。
ただ、どの診療所でもいいというわけではなく
- 心電図→循環器
- 肺のレントゲン→呼吸器
- 採血→内科
など、異常値によってかかる必要のある科が変わります。
受診をするのにも、検査データが欲しいというクリニックもあります。
健診を受けたクリニックやセンターが心電図データやレントゲンのデータを保有しているので、健診を受けたクリニック以外で再検査や精密検査を受ける場合は、CDなどにデータを焼いてもらうことで診療がスムーズに受けることができます。
健康診断結果で医療機関に受診する場合
- 健康診断を会社で受けた場合は会社の保健師さんに相談
- かかりつけの病院があればそこで相談
- 検査を受けた健診センターが外来の施設を持っていれば健診センターに相談
健診センターによっては他院を紹介してくれることもあるので、まずは相談してみてもいいかもしれません。
健康診断を忘れていた場合
まずは、自分の職場の健康診断の担当者に相談しましょう!
健診センターでは、期間を職場の担当者から依頼されているパターンが多いです。まずは、職場に確認してみましょう。
再検査になっているが去年も無視したので今年もスルーした
毎年異常値という人も中にはいらっしゃいます。
「毎年再検してないけどなにもないからいいや…」と、甘く考えていると手遅れになってしまう可能性もあります。
会社の保健師さんや産業医が異常値に関しては目を通していますが、自分の体の異常に気付くことができるのは自分自身です。
健康診断でひっかかった項目は放置せず、医療機関を受診しましょう!
手遅れ状態は早期発見で回避する時代


健康診断は治療や生活の選択肢を広げるための手段
私は看護師として病棟で勤務していたころ、膵臓の癌の患者さんを専門で見ていた時期があります。
亡くなる現場もたくさんみてきました。人が亡くなるたびに、形は違えど必ず人のドラマがあります。
優劣をつけるものでもないですが、看護師として心理的フォローを患者さんや残される家族の人にするときに、強く感情が動くのは進行が早く発見から二か月以内で亡くなってしまうご家族を支援するときです。
患者さんに、癌検査をされた経緯を聞いてみても、不調っていうのもあまりなかったけど会社の健康診断でひっかかって来院されたという人も少なくありません。
それほど、癌というのは発見されずらい病気の一つであり、発見するのに血液検査がどれほど大切かご理解いただけると思います。
健康だから健康診断しなくても大丈夫ということはありません。手遅れ状態になるのを回避する方法があるのに活用しないことで、治療費や楽しみや時間を大きく失うことになってしまう可能性があります。

腫瘍マーカー検査の大切さ
腫瘍マーカー検査の目的
腫瘍マーカー検査は、がんの診断の補助や、診断後の経過や治療の効果をみることを目的に行います。腫瘍マーカーとは、がんの種類によって特徴的に作られるタンパク質などの物質です。がん細胞やがん細胞に反応した細胞によって作られます。がんの有無やがんがある場所は、腫瘍マーカーの値だけでは確定できないため、画像検査など、その他の検査の結果も合わせて、医師が総合的に判断します。
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/inspection/marker.html





腫瘍マーカーは、がんの診断後に最もよく役立ちます。医師はこれらの検査を使用して、がんが治療に反応しているかどうか、またはがんが成長しているかどうかを判断する場合もあります。
血液検査と尿検査は医師の手がかりを与えるのに役立ちますが、診断を下すには通常他の検査が必要です。
がんのほとんどの形態では、生検(検査のために疑わしい細胞のサンプルを取得する手順)は通常、確定診断を行うために必要です。
血液がんを除いて、血液検査は一般的にあなたががんか他の非がん性の状態かを完全に知ることはできませんが、医者にあなたの体内で何が起こっているかについての手がかりを与えることができます。
自分の不調というの主観も入ってしまい形容しがたいものですよね。少し、だるいような気がするけど、気のせいかな?と思ったしまうより採血結果のほうが、自分の体調を正直に判断してくれるきっかけになります。
通院治療可能な状態で癌を発見できるかどうかで治療期間や生活の質も、患者さん本人や家族の心理的負担を軽減することができます。
家でも簡単にできる血液検査ラボとは?
がん・生活習慣病・肝炎の「血液検査サービス」 を提供している施設です。
滞在時間15分 で3日後にアプリに結果を通知されるシステムです。


健診の待つ時間や病院の滞在時間を短くすることができるのはとてもうれしいですね!
こんな人におすすめ!
- 病院で検査をすることに躊躇している人→自宅で検査可能
- 病院に行く時間を取れない人→短時間で自宅で済む
- 病院で長時間拘束されるのが嫌な人→拘束時間を減らせる!
血液検査ラボのおすすめポイント


①手間が減る
手間で病院に行くのを避ける人は少なくないですよね。(私もです。)
ですが、その手間がないのだとすると検査に行かない不利益のほうが大きくなってしまいます。
②痛みが少なく受けられる
採血が怖い人や女性であまり結果出ずらくていつも失敗されてしまうという人も下の動画のように採血するのは指先から少量なのでおすすめです。
③病院と同じ高い精度の検査受けられる
使用する検査器具は、血液検査機関であるMBS研究所(衛生検査所)が独自に開発した、血球を破損せずに血液を採取することができる最新技術を用いています。簡単で、高精度、スピーディに検査結果のわかる血液検査です。指先からたった1滴採血するだけ。しかも、医療機関での血液検査と同程度の高精度を実現しました。
日本臨床検査医学会誌
「臨床病理」2017年3月号
おすすめ腫瘍マーカー項目


がんの血液検査のために収集されたサンプルは、がんの兆候がないかラボで分析されます。
サンプルには、がん細胞、タンパク質、またはがんによって作られたその他の物質が含まれている場合があります。
血液検査はまた、あなたの臓器がどれだけうまく機能しているか、そして癌に冒されているかどうかについての示唆を医者に与えることができます。
会社で健診を受ける際に、オプションで腫瘍マーカーを追加することができるという会社も増えてきています。
ぜひ一緒に検査をすることをおすすめします。
腫瘍(癌)マーカー


- CEA:大腸がん、胃がん、すい臓がん、肺がん、肝臓がん、食道がん、乳がんなど
- CA15-3:乳がん
- CA125:卵巣がん、子宮がん、肝臓がん、すい臓がん、胆のうがん、子宮筋腫、子宮内膜症 など
- CA19-9:すい臓がん、胆のうがん、胆管がん、胃がん、大腸がん、肝炎、肝硬変、胆石症
- PSA:前立腺がん、前立腺肥大、前立腺炎 など
- AFP:肝臓がん、肝炎、肝硬変 など

この記事では、病気の悪化を未然に防ぐことに有効な健康診断の必要性と健康診断に行けなくても癌の兆候を知ることができる腫瘍マーカー検査や生活習慣病の兆候を血液から検査することができるketukenに関して説明しました。
治療や病気との共同生活の選択肢を広げてくれる、血液検査は定期的に確実に受けることを強くお勧めします。